犬の報告書 5/11

黒い犬MT

5月11日 10時〜 zoom

参加者:赤星、坂口、笠井、澤田、くるみざわ、サカイ、岸本

(岸本筆)

 

 

●予算の方向性

■笠井:本企画はスターマシーンプロジェクト内の新規企画として立ち上げる。AFFの補助金をメンバーの報酬に充てる。基本的には等分予定だが振り込み手数料など、補助金の枠内で賄えない部分があるため、赤星さんに余分追加で配分。

 

現状案は、補助金がとれた場合。補助金を主に黒犬メンバーの配分、チケット収入などをスタッフ費としてまとめている。つまり、補助金が取れなかった場合は、黒犬メンバーの配分が少なくなる想定。

 

 

●現状予算案についての意見

 

■坂口:スタッフの金額が少ない?

1日●●円程度〜以上必要。よりよい人材に委託するのであれば、相場はもっと上がる。

スタッフと黒犬メンバーで金額が違いすぎるのでいびつな予算案に思える。助成金取得後実際どう振り分けるかは置いといて、バランスをとってみては?

逆に黒犬メンバーの金額は高いように思う。1日●●円が妥当?ゲネは半分程度が理想。あくまで個人的な意見。

音響・舞台監督は一人で行けるが、照明は一人で難しいのでは? 運搬費も必要。

映像、制作も増員費はかかると思う。

 

■赤星:助成金が取れない場合と、取れた場合の2通りの予算案をつくってみてはどうか?私もキャストの出演料が高いと思ので、一旦キャストに支払ったあと「黒い犬」団体にバックするのはどうだろう?

 

■サカイ:中止になった場合のことを考えたい。始まっている作業については中止になってもの支払わなければならないと思うので。

 

■くるみざわ:感染症対策費の中に、キャンセルの金額(支払い)をいれておけばよい。

中止の場合でもキャスト・スタッフにもお金をきちんと払える、補助金上限ギリギリまで計算してもいいのでは。

台本販売は1000円程度を希望。

 

■笠井:上限ギリギリを狙う場合、スターマシーンプロジェクトで別企画をするときの予算競合を相談しなければならない。

→■赤星:一旦上限ギリギリでOKです。

 

■澤田:照明スタッフ、自分が仕込み・バラシに増員で行くと●●円程度。プランをする場合は●●円程度。

また、個人的にキャストとスタッフは同じ値段でよいと思っている。

 

■岸本:予算について経験がなく、金額の多寡がわからないので、皆さんの意見に賛同します。

 

■笠井:「助成金が出なかった場合のミニマムな規模の予算案」と「助成金が出た場合のどこに振り分けるかの予算案」を作成する。

5月20日を目処に申請予定。

 

■坂口:中止になった場合はどれくらいもらえるのか・支払うのかを事前に想定していたほうがよい。「このタイミングで中止が決まれば、ここまでは出して、これは出さない」など。

 

■笠井:公演中止の要項として、あくまで国からの指示でなくてはいけない。自団体の陽性者のための中止や、各自治体の宣言による中止は加味されない事を留意。

 

 

●演出・上演形態について

 

■サカイ:イニシャルコストについて考えたい。

 

■笠井:大掛かりな装置については映像で代替する。舞台装置も映像を映すことを前提として、

プロジェクターの明かり+照明の明かり。

 

■岸本:イメージ共有(どんな構想でやるのか、どんな美術なのか)の共有をしたい。

 

■澤田:笠井さんの演出、サカイさんの映像だとエイチエムピーの作品のような雰囲気になるのかなと予想している。それが「またか」ということにならなければいいなと思っている。

 

■坂口:映像を使った場合、舞台が暗くなってしまうのを解決したい。映像を照明として使うと、映像のクオリティとか、映像とどう関わっているかが重要になってくるので、この稽古期間でそれが積み上げられるのか懸念がある。

自分がやりたいことは、俳優が肉体と肉体で出会い・会話して、それがお客さんと地続きになるような雰囲気を目指したいと思っているので、映像を使うことによってそこから離れないか。

 

■サカイ:スラックにイメージサンプルとしてあがった動画「壁の中の鼠」は、平面的に見えるなっている。今作では多層的に見えるようにしたい。現状使っている環境は照明も操作できるソフトなので、技術的な面はこちらから提案してゆきたい。

また、作品に関するコンテンツをメンバーで共有して、それをさらに外に出してゆくのはどうか。宣伝も兼ねて。「作品についてのノート」「稽古場でおこったこと」「犬の街の地図」、「映像素材」「犬の街の歴史書」など。

それらを公開することで、上演に向けてモチベーション共有してゆく。

 

■赤星:今話されてたことは「犬のペスト」の作品作りの話。それも重要であるが、その前に「黒い犬の方向性」も話した方がよい。

中止になった場合を話していたが「中止にならない公演」「中止にならない仕組み」はどういうものか、を先に考えたい。

それを考えることがウィズコロナ、ポストコロナに作品を上演することにつながる。

 

 

●「黒い犬の方向性」「中止にならない仕組み」について

 

■くるみざわ:「どんなことがあっても上演できる形を探す」というのはコロナの感染状況だけではなくて、行政の対応や会場の予約など、さまざまな問題があり本当に難しいと感じている。

コロナ禍で演劇をやる場合は、都市を横断するとこは難しい。一回の集客を少なくして、たとえ中止になった場合でも、予定が合えばさっと集まれるような携帯を模索するしかない?

コンテンツを開示していくことは面白いと思う。コロナ禍で表現者はみな「どうしよう」と思っている。その「どうしよう」と思っている事をそのままオープンにしてゆけばいい。

 

■サカイ:配信というのをネガティブにとらえていないので、作品をつくって配信にも対応しているというのがいいのでは。または、自分たちで場所を持つしかない。どんな状況でもあけられるようになる。PEベースでもクローズしてしまえば上演できなくなってしまうので。

将来的な事であれば、アトリエのような場所を持つことがよいと思う。

 

■赤星:劇場での公演が中止され、オンライン配信のみになったとしても上演は可能なのではないか。人がそこにいなかったり、インスタレーション的な上演ならそれが可能なのでは。

誰かがコロナになったとしても録画・録音をつかって空間を立ち上げ、録画・録音を演技をすることはどうか。

このメンバーだから、いままで演劇をやってきた人だから、考えられる「あたらしいシステム」というのを考えたい。

 

■坂口:延期に強い劇団の仕組みをつくる。また例えば宣言中に公演を見る人がいるのか、という問題もある。「犬のペスト」を録画・録音としてやりたい作品なのかどうかという問題も。出演者の誰かではなく、全員が舞台に出れない可能性もある。

 

■くるみざわ:中止なった場合「諦めてない!」というサインを対外的に送れれば中止になったことにはならい。個人的はお客さんをいれてやるのが本来の形なので、それに近づけたいと思っている。なので、場所はやはりかんがえていかなければならない。

 

■澤田:「中止しない」というのは究極の理想論で、それを実現やりたいけど、なかなか難しいと思っている。新しい技術を取得していけばいくほど、心が離れちゃうとか、やりにくさを感じたりするけど、上手く使っていきたい。

 

岸本:「出会っている」というのはどういう状態か考えたい。舞台に実体があって、それに対面することが本当に出会っていることになるのか。声や痕跡のようなものが、実体になれるのではないか。いままでの演劇の形、劇場があってそこにお客さんがいて、という状態では「中止しない企画・公演」というのは難しい。新しいシステムをさがしたい。

 

■坂口:当事者として時間を共有ししているのというのが大事だと思っている。俳優が演技している、観客が俳優を見ている。その緊張感があって演劇であると思っている。オンライン・録音録画での上演はあまり興味が持てないと思った。

 

■笠井:時間がここまでのため、今のところで途中セーブします。次回にこの議題は持ち越します。

 

■赤星:いままでの演劇でやってきた「劇場でお客さんと相互関係になれる」ということと、「中止しないための新しいシステム」の両方が結びつく場所を探したいと思っている。