犬の報告書 7/1

7月1日 黒い犬 MTまとめ

参加/笠井、岸本、サカイ、坂口、澤田、若旦那

於・DIVE事務所

(岸本筆)

 

■笠井

・先日おこなわれた赤星さんと笠井さんのMTについて

赤星さんは「最近は、上演が誰にもみられなくていいのかも、と思っているところがある。誰かにささやかに認識されるだけでもいい。8月1日にむけて公演をやりたいと思っているが、新しい挑戦をしたいとも思っている。会場について、いままで上演されていないスペース(PEベース)ではなくて、手垢がついている場所・歴史がある場所(工場・倉庫)がいいのではと思っている。→ウイングフィールドでやってみたい。

「従来通りの演劇」「新しい演劇」のグラデーションの中にいて、その中で新しいことをやりたい」

さいわいに、ウイングは稽古と本番の全日程があいている、なので今日はここに集まってもらいました。

 

 

■坂口

・上演があるかどうかが分からない状態だった。

それは、前回のzoomMTで公演に向けて話が進んでいたけれど、スラック上のやりとりで赤星さんが「上演をやるかどうかわからない」という提示があったので、議論がストップした状態だった。

「上演を前提にした演出案をみんなで出そう」という段階だと思っていたので、それと反対方向の「上演をやるかどうかわからない」という提言には、しかるべき段取りがあったほうがいいのでは、と思った。(段取りというのは、具体的なアイデアをだす/投げた議論をきちんと進行させる/スラック上で齟齬がないように、そう思っている意図をきちんと説明/などです)

 

・赤星さんは従来通りの演劇をやりたくないのかな?と感じている。そこを確認したい。赤星さんの俳優としてのモチベーションも知りたい。(どういう表現を面白いと思っているか、セリフを覚えることをどう思っているか、など)

 

・これまでの経緯で、自分がやりたいことを8人がそれぞれ言い合うと、合意形成がとるのが難しいと感じている。

→■若旦那 自分もそれを感じている。それぞれの得意分野をやればいいと思っている。

 

・現状の提案としては「従来通りの演劇」「新しい演劇」を両方でやりましょう、ということが言える。従来通りやった方が面白いと思っているが、録音の方が面白くなるのかどうか知りたい。もちろん個人の興味のバイアスもあると思う。両方やったほうが、比較できるし、今後の展開にもつながると思う。

マスクについても同様で、つけた方がいいのか、そうでないのかも試してみないとわからない。

 

・より主体的にやるため(お金を自分たちで出して企画をすすめるにあたって)に、何を主目的にするかを明確にしたい。

7月〜8月1日までを、「上演をしない実験室」「上演を前提とした稽古期間」

また、その上演が従来通りのフルサイズの上演なのか、実験的な試演会なのか。

 

・緊急の連絡がどこにあがるかも検討したい。

→スラックでは通知の設定がそれぞれでバラバラだったので、緊急連絡はLINEにする(ここ確定ではないです/岸本)

 

・今日合意形成がとれると思ってので、赤星さんがいなくては多分進まないように思う。

 

■サカイ

・前回のMTで公演をやるのかどうかを赤星さんに聞いたところ、「やります」と返答しているけれども、釈然としないような状態だった。その点は気になっていた。

 

・赤星さんと笠井さんが始めたと思っていたので「何をやるか」「企画の進め方」などを舵をとってもらえると、そこにアイデアを投げられると思っている

→■笠井 それぞれの役割の段階(演出)になればある程度個人作業、意思決定がだれかに集中してもいいが、現在の段階では全員で合意形成にしたいと思っている。

 

 

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●7月1日〜8月1日のことについて考えましょう。

 

■笠井

稽古日程・本番日程のウイングがあいている

稽古としての利用は1時間●●円(1日●●円)

 

支出/

稽古期間/1日〜15日の7日間 ●●円x6hx7日=●●円

仕込み/27日〜29日 各●●円x3日=●●円

本番/30日〜1日 ●●円(音響照明ウイングの機材を使わない場合)

場所経費 合計 ●●円

 

収入/

感染症対策して1回公演の35人

35x3,000円?x4回?=

チケット代金は「どんなことをやるか」に変動する、支援会・発表会であれば1000円〜2000円はどうか

また公演回数も検討事項。

 

・公演自体の感染症対策をするが、ウイングさんとの話し合いで、「時短要請や閉場要請」について従うかどうかは劇団に一任する、

 

 

■坂口・岸本

・時短要請に従わないというのは、見に来るお客さんのことをどう考えるか。ということにもなると思っている。感染症対策に従わないことによってお客さんの負担が増えるようにはしたくない。

 

■澤田

・前回の時短要請では、すでに決まっていた公演・売れている公演に関しては、そのまま上演ができたと思うので、その想定で今回も予定を立てればいいと思う。

 

■坂口

人件費的にも、感染症的にも、座組み・スタッフはすくないほうがベストである。

少ない人数で公演回数をまわすとなると、狂ったように公演する、というのもあり。

また、そもそも小劇場演劇がコアな人向けになっていて、コロナ禍でどんどん新しいお客さんが減っている現状。

 

■サカイ

お客さんに説明できるようにしておくことが大事。

例えば行政指示に従わないのであれば、それは宣言として出した方がいいし「オリンピックの裏で、上演活動をおこなう」というのはきちんと打ち出したほうがいい。

要請に従わないとうことは「無観客上演」もない、ということですか?

→笠井:いまのところその想定です。

 

■笠井

もともとコアな人向けになっている。開かれた観客層を目指すが、それをクリアするのは現状難しいと思っている(8月1日までには)。黒い犬をコアな人向けにやりたいわけではないので、それを8月1日以降に拡張してゆければいいと思っている。

やはり8月1日までは黒い犬誕生への準備段階とするのはどうか。

 

■若旦那

現状、黒い犬の方向性が、コアな人向けになっているのであれば、それを活用すればいいと思う。コアな人により深く携わってもらうことで観客によるサポート体制をつくれれば。

 

■笠井

7月27日〜8月1日 に何かしらの上演・発表を行いたい。

 

 

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●上演の具体的な中身になるのか。

 

■坂口

・新しい表現を模索するのは稽古期間が短い。セリフをやり取りしてできる「従来の」上演であれば、工程の想定ができるので、これから7月中にやることがわかるし、ギリギリ間に合うような気もする。

 

・犬であることの提示

最初から犬であるというのが分かってっていて冒頭の会話を聞くより、「どんどん犬になっていく」など観客の中で作品へ入っていく楽しみを設置したい。マスクをはじめからしている・していない、も含めて。「銃に撃たれる」「しこりの手術」にこのテキストの生々しさがあると思うので、今の段階では「犬に見せる」ということはそこまで重要じゃないように思う。

 

・トライアウトという位置付けで、やってみるのはどうか。

最終的にお客さんに見せるのは「リーディング公演」になったとしても。

稽古時間を今後への黒い犬へ展開とするのはどうか。一人当たり2万円程度払って(場所経費を人数で割る)この物語を理解したり遊んだりする稽古がしたい。

→■若旦那 黒い犬への投資という理解。

 

■笠井

・従来のテキストを伝えるということを重視して、あまりデコラティブにしない、という表現がいいのではと思う。いままでのスラックはアイデアの集積として活用しつつ。今回の上演は「テキストを伝える」ということなので、ト書きも上演する、のはどうか。

 

・今回の企てが、観客と私たち黒い犬との交尾(?)になればいい。コアのお客さんをもっと深く関わってもらいたいと思っている。

 

■カサイ

録音の音声は個人的にすきじゃない。赤星さんの以前の作品は、虚実がはっきりしない・リフレインされるというのが構造に絡んでいたので録音が有益だったが、今回は実際の声を聞きたいと思っている。

ウイングでやると、このビルのことをやっている、という意識にもなれる。

 

 

■若旦那

・上演とか演出がシンプルになるのであればガワだけでも面白いものになりたい。リーディング公演だったとしても、その先を考える時間にしたい。コロナ禍で企画をどう実践できるのかを探せば、今回やる意味があると思う。

 

・受付など、メンバーと観客が対面しないように同線を設計する、など。

→注文の多い料理店方式。

→受付はぬいぐるみとか、受付をカメラにするとか。遠隔カメラ?

→公演のアナウンスの時点で、支払い/現金を使わない方法をアナウンスする、着席までの同線を説明していく、など。

 

・笠井さんはなぜ自分の劇団ではなくて、黒い犬でこの企画をしようと思ったのか?

→笠井 くるみざわさんとの共同創作をするためのプロジェクトを、劇団外でやりたいと思ったのが発端。また、作業がある程度分担される形ではなくて、合意形成や意思決定が参加している全員でつくれるようなことをしたかった。今回は8人でしかできないことをやる、というのがコンセプトのひとつ。

→若旦那 エイチエムピーではできない工夫をする、というのが今回のミッションのひとつになりえますね。

 

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●上演にかかるスタッフについて

 

美術

■サカイ

総予算●●万円くらいで。階層を美術ですることで、建物のどこでやっているか、それによって俳優の身体が変わってくるので、物語とも呼応する。(具体案はスラックで)

プロジェクターは4台使用。今回は立体的にしたほうがいいと思っている。物語を俯瞰して撮影したりするよりは、視線とかを捉えるなど。

 

舞台監督

■坂口

ウイングがよいと言うのであれば、ナシでもいい。

 

音楽・音・録音

■笠井

いまの感じでいくと、この担当はいらないかも。

バックアップ的に音声が必要なのであれば、自分たちで採る?

 

配信

(結論保留)

 

笠井

いずれ班分けしたほうがいいと思っている。

 

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交通費について

それぞれの総額を合算して、8人(稽古場出席予定の7人?)で等分する。

 

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次回MTまでにすること

 

贅沢な稽古の時間/実験室・発表会・試演会/上演

どれになったとしても、

観客・外部の人たちの期待値を段階的に上げるため、情報をだしてゆきたい。

 

→外部にこの活動を知ってもらう宣伝(宣言?)を考える

くるみざわさんが戯曲を書いたときに「これが、私のコロナ対策です」と言っていて、それがこの企画の発端になっているので、それを踏まえて、「私たちのコロナ対策」「covis-19への返答・葛藤・対策」「ポストコロナ」「コロナ禍で開催されるオリンピックの裏側で黎明を迎える団体」と宣伝できるのではないか。